電動ガンには基本的に3枚のギアが搭載されています。(電ハンなどは例外)
ギア比は基本的には18:1となっています。
簡単に言うと、モーターが18回転するとセクターギア(後述します)が1回転します。
これによってモーターの回転の強さをあげて重いスプリングを引くことができるようになります。

他にもギア比は様々あり、メジャーなところだと16:1や13:1があります。
ギア比の数字が上がればピストンを引く力は増えるので負荷は軽くなり、下がると内部が高速で動くようになります。
ギア比を変えると大きくセッティングが変わってしまうため、不用意に変えるとクラッシュします。

メカボックス内の配置はバージョン2タイプだと以下のように配置されています。

この三枚には下記のような名称があります。
・セクターギア
・スパーギア
・ベベルギア
それぞれの役割が違うので、分けて解説していきます。

ピストンに接するギアです。
歯抜けになった部分でピストンが解放される間欠ギアになっています。
ピストンを直接引くので一番負荷が高いギアとなっています。

セクターギアとピニオンギアのちょうど中間に位置するギアです。

モーターのギア(ピニオンギア)とスパーギアに接するギアです。
傘歯になっており、このギアでモーターの角度を変換しています。
ベベルギアとピニオンギアの当たる音が射撃のノイズの大部分を占めています。
また、逆回転を防止するラッチがかかるのもこのギアになっています。

 

ギア変更時の注意点は、ベベルギアとピニオンギアの相性を合わせることです。
簡単なのはメーカーを揃えることです。

中級者以上の話ですが、静穏化を試みたい場合はヘリカルギアの導入が簡単でおすすめです。

番外編 DSGについて

セクターギアにはDSG(ダブル/デュアルセクターギア)と言われるギアがあります。
これは蝶歯ギアともいわれ、半回転で一回ピストンを引きます。
上級者向けかつ、そこまでのスペックはサバゲーではあまり使いませんが、気になる方は下記をご参照ください。

DSG入門編